京都花街の舞妓さん達が暮らす屋形で、舞妓さん達に毎日食事を作るまかないさん。それが主人公の16才の少女キヨ。そして幼馴染の美人で努力家の舞妓すみれ。日常のごはんを通した、なんだかほっこりする日々の物語。
この漫画は私の心のバイブルです。まず毎日キヨが作る“ごはん”がとても魅力的。すごく豪華で奇想天外な料理が出てくるわけじゃない。一流のシェフたちが登場するわけでもない。家庭で出てくるような普通のごはん。でもその普通の“ごはん”が、この漫画ではまるで目の前にあるように匂い立ち、心までも癒す。キヨの周りの人物達も心がささくれたり、悲しかったり、悔しかったり・・・・色々な気持ちで社会を生きている。キヨがふいにとった行動や、さっと作ってくれた料理が、みんなの心をほぐして新しい方向へ視界を広げてくれる。
ドキドキハラハラするような漫画ではないけど、どんな日常にしたいのかいつも自分に問い掛けてくれるような漫画。心が温かくなる。もし、ちょっと心が疲れたかななんて時には、最適な漫画だと思います。良かったら読んでみてくださいね(^▽^)
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