はじめに
医療現場では、「気を付ける」「頑張る」だけでは安全を守れない場面が多くあります。
どれだけ経験を積んでも、疲れや焦り、思い込みは誰にでも起きます。
だから医療安全では、個人の努力に頼らず、仕組みで守るという考え方が大切にされています。
この考え方は、夜勤がある暮らしや忙しい家庭生活でも、とても役に立つと感じています。
医療安全は「人は間違える前提」から始まる
医療安全の基本は、「人は必ずミスをする可能性がある」という前提に立つことです。
- 疲れていると判断が遅れる
- 焦ると確認が抜ける
- 慣れているほど思い込みが起きやすい
これは特別な人の話ではなく、誰にでも起こることして扱われます。ミスが起きにくい環境を整えることが重視されています。
夜勤がある暮らしでは「注意力」に頼れない
夜勤がある生活では、体内リズムが乱れやすく、判断力や集中力に波が出やすくなります。
私自身、夜勤明けの日に「何から手をつけようか」と考えるだけで疲れてしまうことがありました。
その経験から、暮らしでも医療安全と同じ考え方を取り入れるようになりました。
夜勤ある生活の中で、無理を減らすために私が実際にやめたことについては
にまとめています。
医療安全の視点を暮らしに活かす3つの工夫
①判断を減らす仕組みをつくる
医療現場では、判断の回数が増えるほどミスが起きやすくなると考えられています。
暮らしでは、夜勤明けの日に「今日どうするか」考えなくてもいいように、
- やることは最低限
- 予定は入れない
- できなくてもOK
と決めています。
判断を減らすだけで、気持ちの消耗がかなり少なくなりました。
②個人の頑張りに頼らない
「今日はちゃんとやろう」「気合で乗り切ろう」
そう思うほど、できなかったときに自分を責めやすくなります。
医療安全では、人の頑張りにだけに頼らず、仕組みで補うことが基本です。
暮らしでも、完璧を目指すのではなく、続けられる形を優先することで生活が安定しやすくなりました。
この考え方は、家計管理でも同じだと感じています。夜勤があっても家計が崩れにくくなった理由は、
で詳しく書いています。
③うまくいかない時の逃げ道を用意する
医療現場では、トラブルが起きた時の「次の一手」をあらかじめ想定します。
暮らしでも同じように、
- 今日は休む日
- 明日に回す
- 手を抜く
という選択肢を最初から用意しています。
「失敗しない」より「崩れにくい」ことを大切にするようになりました。
医療安全の考え方は、暮らしを縛るものではない
医療安全は、誰かを管理するためのものではありません。
安心して働き、安心して生活するための考え方です。
暮らしに取り入れることで、「気を張り続ける生活」から少しずつ離れることができました。
おわりに
毎日を完璧にこなすのは難しくても、安心を支える仕組みを少しずつ整えることはできます。
医療現場で学んだ「安心を仕組みで守る」という考え方が、夜勤のある暮らしの中でも役立つヒントになれば嬉しいです。
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